こんばんは、えな爺ぃです。

先日、ピクサー制作の映画『リメンバー・ミー』を観てきました。
とにかく最初から最後まで圧倒的な色彩美と、家族の絆、そしてメキシコ独特の死生観を、哀愁漂うメキシカンギターの音に乗せてわかりやすく描いた、とても美しい作品でした。

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本作品、絵柄やピクサー制作という事で一見子供向け映画のように思えるビジュアルをしていますが、プロモーションの仕方から脚本、テーマに至るまで、実はことごとく大人向けの作品です。
メキシコ人の家族が絆、伝統、先祖代々のルールを守る事にこだわる理由や、その伝統をも凌駕して優先させるべき子供の夢、希望とは何か、お互いに思い合う家族の愛でさえすれ違い傷つけ合う事があるという事実。
そういったテーマが、明確な『死』と『生』のイメージを背景に描かれています。

この死生の感傷は、おそらく幼い子供では、理解はできても実感する事は難しいかと思います。
ある程度の加齢を経て、例えば親類縁者、身内の誰かを一人でも亡くした経験のある方でなければ、実感できないテーマが内包されているのです。

メキシコ特有の極彩色の死後の世界を観たい方にも、じんわりと家族愛の美しさを感じたい方にも、シンプルにCG技術や脚本の妙を楽しみたい方にも、大変オススメの一本です。
特に色彩・映像の美しさにご興味のある方は、是非、劇場公開している間にビッグスクリーンで御覧ください!

本日は、お店とは全然関係ありませんでしたが、えな爺ぃオススメの映画のご紹介でした♪